Monkey47 Gin の里:ドイツのブラックフォレストを訪ねる
昨年秋、Bar Trenchに3本入荷するも瞬く間に売れきれてしまったジンMonkey47
その古いようで新しくもある美しいボトル、
個性的でいてとても柔らかなとても美味しい不思議なジンに魅せられて
パリから列車で600キロ、さらにそこから車で約90キロの道のりをたどり
ドイツのブラックフォレスト蒸留所を訪ねてきました。
何と初めての朝食付き列車、豪華
初めて足を踏み入れるドイツ、最寄り(?)の駅シュトゥットガルトは
メルセデスやポルシェ、BOSCHの本社があり車の街として有名だそう。
到着、駅は巨大
そこから車で数時間どんどん田舎方面へ向かいました。
シュバルツバルド(=英語でブラックフォレスト=日本語で黒い森、モミの木が多く、真っ黒に見えるから)のエリアはうって変わってとてものどかで自然の豊かなエリアです。
ドイツではパワースポット、というか自然からエネルギーをもらえるような
特別な場所でもあるとも聞きました。
中世にタイムスリップしたかのようなかわいらしい村落をいくつも通り過ぎました。
かなり飛ばしました
ようやくたどり着いた蒸溜所のある敷地。
クジャクやらいろんな動物が目の前に。
工場って感じではない建物。
中世からある農家の建物を改装してつくられたそう。
なんと蒸留器も設置してあったとか。
昔の農家は自分たちのために穀物でつくったお酒も蒸留してたそう。
コルンでしょうか。
社長のアレックス氏に敷地を案内してもらいます。
先ずは蒸留器のある部屋
プロトタイプの材料となる裏のガーデン
あれ、これ見覚えあるけど、
ニガヨモギじゃないですか?
古い倉庫のリノベーション
中にはまた見覚えのある乾燥ハーブが、、
どう見てもニガヨモギでしょ?
ジンとフルーツブランデーしか作ってないはずなのに。
モダンなプロトタイプの貯蔵庫&テースティングルーム
プロトタイプを味見させてもらいます。
これは数百リットルの容量の陶器製のビンテージコンテナ。
古い蒸溜所が廃業するときにもらい集めているそうです。
もう生産されておらず、非常に重いのと割れやすいので
どんどん珍しいものになってきています。
日本でも焼酎や泡盛のかめ仕込みが
ありますがそれのヨーロッパ版。
内側の目に見えないたくさんの穴がまろやかな熟成を促進するようです。
事務所へ移動。
中には唐突にドラムセットが
おかしいです。
マスターディスティラー、クリスの趣味だそう。
敷地が広いので音が出し放題のようです。
階上のテースティングルームへ
サマになるボトルです
ここでやっぱり登場
白濁する液体、それはアブサン!
右のボトルに入っているのが裏のガーデンで採れた
自家製ニガヨモギを使って作っている自家製アブサン。
あくまでも趣味の範囲だそうです。
実はジンとアブサンは使うハーブの種類は違えど、
作り方は、ほぼ一緒なんです。
なんとモンキー47ジンもコールドフィルター処理をしていないため
ハーブの香り成分が多く残っているので水やトニックウォーターで割ると
ほのかに白濁するのです。
今回はアブサンではなくジンを巡るたびと思いきや
たどり着いてみると
結局は白濁つながりなのでした。
はじめてみるものばかりのドイツ郷土料理の
盛り合わせをいただいて,
今回も大満足で帰路につきました。
Cheers, Monkey 47!!
Bar Tram & Trench(i)
オフィシャルHP(英語、独語)