スイス、アブサンフェスの行われる
トラヴェールの山奥深く、
噂に聞いた森のファウンテンは
本当に存在したのでした。
車の通れない登山道のかたわらに
鳥小屋ほどの箱があり
アブサンとアブサングラスが入っていて
山のわき水でアブサンの水割りを飲めるんです。
もともとは
もう誰だかはわからないそうですが
地元の子供が
蒸溜所でもらったアブサンを
わき水のある登山道に箱をつくって設置し、
旅人の置いていくお礼のコインを回収して
こずかいを稼ぐ目的で始めたらしいです。
空気が信じられないくらいうまい、水もうまい、
アブサンはたぶんクランディスティーン、もちろん地元産のうまい銘柄。
飲んだらかなり元気になりました。
アブサン相談員はコインとお土産ステッカーセットを
置いて次なるハーブ畑へ向かったのでした。